本センターはセンター規則第2条第5号に則り、データサイエンス教育に関する諸活動の改善・進化サイクルを機能させるため、自己点検・評価委員会を組織し、継続的な活動を 実施しています。
実施体制
山口大学情報・データ科学教育センターの次の委員をもって自己点検・評価委員会を組織しています。
(1) センター長
(2) 副センタ―長
(3) 共通教育実施部会長
(4) データサイエンス教育専門部会長
(5) データサイエンス教育全学調整部会長
(6) 教育支援課長
(7) その他委員会が必要と認めた者
活動計画(主なものを抜粋)
7月 | 修学支援システム等による前期分の学生アンケートの実施 |
---|---|
1月 | 修学支援システム等による後期分の学生アンケートの実施 |
2月 | 自己点検・評価委員会による自己点検・評価活動の実施 |
3月 | 自己点検・評価委員会による改善活動の実施 |
活動報告
対象年度:令和4年度
■ リテラシーレベル
自己点検・評価活動の概要
修学支援システムのデータから、「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修率は102%(=履修者/定員=1998人/1975人)、
両方の単位取得率は96%(=単位取得者/履修者=1,909人/1,998人) であった。
以上のことから、受講生は「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」の内容を十分理解できていると判断できる。さらに、企業や自治体等の外部から意見を積極的に聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。
学部・学科等名称 | 履修者数〔人〕 | 修了者数〔人〕 |
---|---|---|
人文学部 | 197 | 190 |
教育学部 | 189 | 188 |
経済学部 | 360 | 348 |
理学部 | 224 | 192 |
医学部 | 220 | 220 |
工学部 | 563 | 532 |
農学部 | 108 | 104 |
共同獣医学部 | 32 | 31 |
国際総合科学部 | 105 | 104 |
合計 | 1,998 | 1,909 |
→ 「データ科学と社会Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「データ科学と社会Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
改善・進化活動の概要
自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、 会合を開き、 自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、 会合を開き、改善点を検討した。
データ科学と社会(IおよびII)は、同センターが作成した共通教材と学生の専攻分野を考慮した内容で構成しているが、各授業の内容がMDASH Literacyに準拠した内容で実施されているかについて再確認を行った。また、高等学校における情報教科の改定を視野に入れて、大学初年次における情報教育について組織的に検討する体制を整備した。また、データ科学と社会IIについては、法改正など社会の変化に追随するために、他大学および学外の諸機関と連携して、教材の検討と更新を行った。
■ 応用基礎レベル
自己点検・評価活動の概要
修学支援システムのデータから、応用基礎レベル教育プログラムの工学部の履修率は令和2年度以前入学者が16.6%(=履修者/工学部入学定員=88/530)、令和3年度以降入学者が15.1%(=80/530)であった。修了率は令和2年度以前入学者が81.8%(=修了者/履修者=72/88)、令和3年度以降入学者が83.8%(=67/80)であった。
本プログラムは、令和3年度以降入学者を対象とする新カリキュラムに基づくデータサイエンス教育と、令和2年度以前入学者を対象とする旧カリキュラムに基づくデータサイエンス教育に分かれている。これは、新カリキュラムに先立ち、旧カリキュラムの学生に対しても応用基礎レベルのデータサイエンス教育を実施することを目的としたためである。旧カリキュラムにおけるプログラムの構成科目は情報系学科が開講する科目「応用情報数学II(2年次開講)」、「ものづくり創成実習I(3年次開講)」、「ものづくり創成実習II(3年次開講)」であり、昨年度の履修率4.2%から今年度は16.6%に、修了率も60.9%から81.8%に向上した。新カリキュラムにおけるプログラムの構成科目は同様に情報系学科が開講する科目「データサイエンス技術(2年次開講)」、「データサイエンス技術演習(2年次開講)」であり、上記のとおり履修率が15.1%、修了率は83.8%であった。次年度以降は新カリキュラムを中心とした教育が主となるため、実施プログラムにおける学生の成績や授業評価アンケートの結果などを踏まえ今後も改善を重ねる。
学部・学科等名称 | 履修者数〔人〕 | 修了者数〔人〕 |
---|---|---|
工学部 | 168 | 139 |
合計 | 168 | 139 |
→ 「応用情報数学Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
改善・進化活動の概要
自己点検・評価委員会は、昨年度から引き続き修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、より多くの学生に履修してもらえるように当該教育プログラムを改善・進化させるための、会合を開き、改善点を検討した。
令和3年度に工学部で開始された本プログラムの教材や情報等は、継続的に理系3学部で共有されており、すでに令和4年度には工学部情報系以外の学部・学科でもデータサイエンス科目が開講されて始めており、自学部・自学科の授業でプログラムの修了に必要な単位をできる限り多く取得できる体制の構築が進められている。これにより、履修者数並びに終了者数を継続的に増やしていく計画である。
対象年度:令和3年度
■ リテラシーレベル
自己点検・評価活動の概要
修学支援システムのデータから、「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修率は102%(=履修者/定員=1,952人/1,917人)、両方の単位取得率は98%(=単位取得者/履修者=1,904人/1,952人) であった。
以上のことから、受講生は「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」の内容を十分理解できていると判断できる。さらに、企業や自治体等の外部から意見を積極的に聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。
学部・学科等名称 | 履修者数〔人〕 | 修了者数〔人〕 |
---|---|---|
人文学部 | 186 | 180 |
教育学部 | 187 | 186 |
経済学部 | 342 | 335 |
理学部 | 221 | 208 |
医学部 | 227 | 225 |
工学部 | 551 | 535 |
農学部 | 101 | 100 |
共同獣医学部 | 31 | 31 |
国際総合科学部 | 106 | 104 |
合計 | 1,952 | 1,904 |
→ 「データ科学と社会Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「データ科学と社会Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
改善・進化活動の概要
自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、 会合を開き、改善点を検討した。
データ科学と社会Iでは、データサイエンス初期教育としてのデータリテラシーに関する演習を行うが、その前提となるパソコンなどの情報機器の基本的な扱いに習熟していない学生が未だに多い。そのため、授業では、これらの学生をサポートするために時間を要することがあった。そこで、これらの学生が補うべき基本的な内容を授業時間外に学習できるように、Moodleを用いたオンライン学習教材を作成した。データ科学と社会IIについては、社会の急速な状況変化に追随するために、学外の機関や企業と連携しながら、教材の更新を行った。
■ 応用基礎レベル
自己点検・評価活動の概要
修学支援システムのデータから、応用基礎レベルの教育プログラムの工学部の履修率は4.2%(=履修者/工学部入学定員=22人/530人)、修了率は60.9%(=修了者/履修者=14人/23人) であった。
本プログラムは、令和4年度から始まる新カリキュラムにもとづくデータサイエンス教育に先立ち、旧カリキュラムの学生に対しても応用基礎レベルのデータサイエンス教育を実施する目的で、令和3年度に工学部が全学の学生を対象に開設したものである。プログラムの構成科目は情報系学科が開講する科目「応用情報数学II」、「ものづくり創成実習I」、「ものづくり創成実習II」が中心であったため履修生はほぼ当該学科の学生であった。また、旧カリキュラムで構成するプログラムであるため、受講生は構成科目の再履修対象者となり少人数での実施となった。修了できなかった学生は出席回数不足による欠格が多かった。令和4年度以降の新カリキュラムでは令和3年度実施プログラムの成績やアンケート結果などを踏まえ改善につなげる。
また、企業や自治体等の外部から意見を聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。
学部・学科等名称 | 履修者数〔人〕 | 修了者数〔人〕 |
---|---|---|
工学部 | 22 | 14 |
経済学部 | 1 | 0 |
合計 | 23 | 14 |
→ 「応用情報数学Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
改善・進化活動の概要
自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、より多くの学生に履修してもらえるように当該教育プログラムを改善・進化させるための、 会合を開き、改善点を検討した。
令和3年度に理系3学部は、応用基礎レベルの達成に必要な新しいデーサイエンス専門科目群を含めるようカリキュラムを更新し、それらの授業は学年進行に合わせて令和4年度から始まっている.学生が自学科の授業で修了に必要な単位をできる限り多く揃えられるようにすることによって、履修者数並びに修了者数を増やしていく計画である。
対象年度:令和2年度
■ リテラシーレベル
自己点検・評価活動の概要
修学支援システムのデータから、「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修率は105%(=履修者/定員=2,018人/1,917人)、両方の単位取得率は97%(=単位取得者/履修者=1,957人/2,018人) であった。
以上のことから、受講生は「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」の内容を十分理解できていると判断できる。さらに、企業や自治体等の外部から意見を積極的に聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。
学部・学科等名称 | 履修者数〔人〕 | 修了者数〔人〕 |
---|---|---|
人文学部 | 208 | 207 |
教育学部 | 192 | 191 |
経済学部 | 349 | 342 |
理学部 | 229 | 218 |
医学部 | 228 | 222 |
工学部 | 574 | 552 |
農学部 | 100 | 94 |
共同獣医学部 | 33 | 32 |
国際総合科学部 | 105 | 99 |
合計 | 2,018 | 1,957 |
→ 「データ科学と社会Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「データ科学と社会Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
改善・進化活動の概要
自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、各学部・学科の専門性を考慮して学生に「分かりやすい」授業となるよう、 会合を開き、改善点を検討した。
「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」は平成30年度に開始し、3年が経過した。当該授業では一部にビデオ教材を利用しているが、これらを更新し、最新の取り組みや成果などを 取り込むよう改善した。