評価・改善活動

本センターはセンター規則第2条第5号に則り、データサイエンス教育に関する諸活動の改善・進化サイクルを機能させるため、自己点検・評価委員会を組織し、継続的な活動を 実施しています。

実施体制

山口大学情報・データ科学教育センターの次の委員をもって自己点検・評価委員会を組織しています。

(1) センター長
(2) 副センタ―長
(3) 共通教育実施部会長
(4) データサイエンス教育専門部会長
(5) データサイエンス教育全学調整部会長
(6) 教育支援課長
(7) その他委員会が必要と認めた者

活動計画(主なものを抜粋)

7月 修学支援システム等による前期分の学生アンケートの実施
1月 修学支援システム等による後期分の学生アンケートの実施
2月 自己点検・評価委員会による自己点検・評価活動の実施
3月 自己点検・評価委員会による改善活動の実施

活動報告

対象年度:令和3年度

リテラシーレベル

自己点検・評価活動の概要

 修学支援システムのデータから、「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修率は102%(=履修者/定員=1,952人/1,917人)、両方の単位取得率は98%(=単位取得者/履修者=1,904人/1,952人) であった。

 以上のことから、受講生は「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」の内容を十分理解できていると判断できる。さらに、企業や自治体等の外部から意見を積極的に聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。

学部・学科等名称 履修者数〔人〕 修了者数〔人〕
人文学部 186 180
教育学部 187 186
経済学部 342 335
理学部 221 208
医学部 227 225
工学部 551 535
農学部 101 100
共同獣医学部 31 31
国際総合科学部 106 104
合計 1,952 1,904
(参考)「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修者数と修了者数

→ 「データ科学と社会Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「データ科学と社会Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)

改善・進化活動の概要

 自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、 会合を開き、改善点を検討した。
 データ科学と社会Iでは、データサイエンス初期教育としてのデータリテラシーに関する演習を行うが、その前提となるパソコンなどの情報機器の基本的な扱いに習熟していない学生が未だに多い。そのため、授業では、これらの学生をサポートするために時間を要することがあった。そこで、これらの学生が補うべき基本的な内容を授業時間外に学習できるように、Moodleを用いたオンライン学習教材を作成した。データ科学と社会IIについては、社会の急速な状況変化に追随するために、学外の機関や企業と連携しながら、教材の更新を行った。

 

応用基礎レベル

自己点検・評価活動の概要

 修学支援システムのデータから、応用基礎レベルの教育プログラムの工学部の履修率は4.2%(=履修者/工学部入学定員=22人/530人)、修了率は60.9%(=修了者/履修者=14人/23人) であった。

 本プログラムは、令和4年度から始まる新カリキュラムにもとづくデータサイエンス教育に先立ち、旧カリキュラムの学生に対しても応用基礎レベルのデータサイエンス教育を実施する目的で、令和3年度に工学部が全学の学生を対象に開設したものである。プログラムの構成科目は情報系学科が開講する科目「応用情報数学II」、「ものづくり創成実習I」、「ものづくり創成実習II」が中心であったため履修生はほぼ当該学科の学生であった。また、旧カリキュラムで構成するプログラムであるため、受講生は構成科目の再履修対象者となり少人数での実施となった。修了できなかった学生は出席回数不足による欠格が多かった。令和4年度以降の新カリキュラムでは令和3年度実施プログラムの成績やアンケート結果などを踏まえ改善につなげる。

 また、企業や自治体等の外部から意見を聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。

学部・学科等名称 履修者数〔人〕 修了者数〔人〕
工学部 22 14
経済学部 1 0
合計 23 14
(参考)「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」、「応用情報数学Ⅱ」、「高度ものづくり創成演習Ⅰ」と「同Ⅱ」の履修者数と修了者数

→ 「応用情報数学Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「ものづくり創成実習Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)

改善・進化活動の概要

 自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、より多くの学生に履修してもらえるように当該教育プログラムを改善・進化させるための、 会合を開き、改善点を検討した。
 令和3年度に理系3学部は、応用基礎レベルの達成に必要な新しいデーサイエンス専門科目群を含めるようカリキュラムを更新し、それらの授業は学年進行に合わせて令和4年度から始まっている.学生が自学科の授業で修了に必要な単位をできる限り多く揃えられるようにすることによって、履修者数並びに修了者数を増やしていく計画である。

対象年度:令和2年度

リテラシーレベル

自己点検・評価活動の概要

 修学支援システムのデータから、「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修率は105%(=履修者/定員=2,018人/1,917人)、両方の単位取得率は97%(=単位取得者/履修者=1,957人/2,018人) であった。

 以上のことから、受講生は「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」の内容を十分理解できていると判断できる。さらに、企業や自治体等の外部から意見を積極的に聴取し、 その内容を授業や教育プログラムの自己点検や評価の参考とした。

学部・学科等名称 履修者数〔人〕 修了者数〔人〕
人文学部 208 207
教育学部 192 191
経済学部 349 342
理学部 229 218
医学部 228 222
工学部 574 552
農学部 100 94
共同獣医学部 33 32
国際総合科学部 105 99
合計 2,018 1,957
(参考)「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」両方の履修者数と修了者数

→ 「データ科学と社会Ⅰ」の成績分布一覧(学内限定)
→ 「データ科学と社会Ⅱ」の成績分布一覧(学内限定)

改善・進化活動の概要

 自己点検・評価委員会は、修学支援システムのアンケート結果や企業・自治体からの意見を参考に、各学部・学科の専門性を考慮して学生に「分かりやすい」授業となるよう、 会合を開き、改善点を検討した。
 「データ科学と社会Ⅰ」と「同Ⅱ」は平成30年度に開始し、3年が経過した。当該授業では一部にビデオ教材を利用しているが、これらを更新し、最新の取り組みや成果などを 取り込むよう改善した。