情報・データ科学教育センターの概要

センター長挨拶

近年、データやAIの活用は、社会や生活のさまざまな場面に急速に広がっており、情報を的確に理解し、データに基づいて考え、課題解決に活かす力の重要性がますます高まっています。情報・データ科学は、もはや一部の専門家だけに必要なものではなく、これからの社会を支えるすべての人に求められる基礎的な素養となっています。

山口大学では、データサイエンス教育を全学的かつ組織的に推進する体制を整え、数理的思考力を備え、データを分析・活用できる人材を育成し、社会の課題解決や発展に役立てることを目的として、2017年4月に大学教育機構大学教育センター内に「データサイエンス教育推進室」を設置しました。山口大学情報・データ科学教育センターは、この推進室の取組を発展的に継承する形で、2020年4月に設立されました。以来、本センターは、本学の情報・データ科学教育を推進する中核的な組織として、その充実に努めています。

本学では、国の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」において、リテラシーレベルについては全学で、応用基礎レベルについては理系学部および経済学部で認定を受けています。これは、山口大学が全学的な基盤教育として情報・データ科学教育を着実に推進するとともに、各分野の専門性に応じた発展的な教育の充実も図ってきたことを示すものです。

情報・データ科学教育においては、知識や技能を習得するだけでなく、それらを実際の課題の発見と解決に結び付けていくことが重要です。データを読み解く力、論理的に考える力、そしてAIをはじめとする新しい技術を適切に理解し活用する力は、これからの社会において一層必要とされるものになるでしょう。本センターでは、全学共通教育と専門教育との接続を大切にしながら、学生がそれぞれの専門分野や将来の進路に応じて情報・データ科学を活用できるよう、教育内容の充実に努めてまいります。

また、情報・データ科学は、実社会の課題と向き合う中でこそ、その真価が発揮されます。本センターでは、地域社会、企業、自治体、教育機関等との連携を通じて、現実の課題に根ざした実践的な学びの機会を広げ、地域とともに発展する教育研究の基盤形成にも取り組んでまいります。

今後も、山口大学情報・データ科学教育センターは、情報・データ科学教育の充実を通して、学生が社会の変化に柔軟に対応し、自ら課題を見いだし、その解決に向けて主体的に行動できる力を育むことを目指してまいります。皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

情報・データ科学教育センター長 北本 卓也


山口大学のデータサイエンス教育

ICTを活用したサービスが次々と生まれ、人々の生活に豊かさをもたらす「超スマート社会」が現実のものになってきています。この社会の下支えとなる新しい価値を創造しているのが、広範囲かつ目的に整合したデータの取得と、そのデータを解析し課題の発見や問題解決を行うという科学的な方法論、すなわちデータサイエンスです。

山口大学は早くから情報教育に力を入れており、超スマート社会に対応できる人材を育てるため、2017年度に「データサイエンス 教育推進室」を設置し、さらにこれを2020年度に発展的に解消して、「情報・データ科学教育センター」を設置しました。

沿革

  • 2017年度  大学教育機構大学教育センター「データサイエンス教育推進室」設置
  • 2018年度  共通教育必修科目「データ科学と社会 I 」「データ科学と社会 II 」開講
  • 2020年度  「情報・データ科学教育センター」設置