「令和6年度AI関連研究プロジェクト成果報告会」を開催しました。
令和6年6月4日(火)に、情報・データ科学教育センター主催「令和6年度AI関連研究プロジェクト成果報告会」をオンラインで開催しました。
情報・データ科学教育センターでは、これまで、「データサイエンス文化醸成のためのAI技術研究交流促進プロジェクト」(2019年度~2021年度)、「AI研究デザインプロジェクトスタート支援」(2020年度~2022年度)、「AI研究デザインプロジェクト支援経費」(2021年度~2023年度)など、AI技術の適用が可能なデータを取り扱う研究者とAI技術の研究を行っている研究者による共同研究を推進してきました。
2023年度より、学内のデータサイエンス文化醸成をより拡充させるため、AI技術を様々な分野で活用することを目的とした研究を対象に支援する「AI技術×○○」研究デザインプロジェクトを開始しました。
この度、上記のプロジェクトによる共同研究のプロセスや、共同研究を通じて得られた知見等を広く学内の構成員で共有し、学内のデータサイエンス文化醸成をより拡充させるべく、本報告会を開催しました。
今回は以下の6つのプロジェクトについて発表がありました。(敬称略)
■ データサイエンス文化醸成のためのAI 技術研究交流促進プロジェクト(2019年度~2021年度)
・「AI技術を用いた虐待が疑われる児童の医学的損傷分類システムの構築」
大学院医学系研究科 教授 髙瀬泉
■ AI 研究デザインプロジェクト(2021年度~2023年度)
・「IT×自然教育の支援AI発達診断技術開発」
大学院創成科学研究科 准教授 小柴満美子
・「細菌の分泌機構から分泌されるエフェクタータンパク質の推測と機能解析」
共同獣医学部 准教授 清水隆
・「医療過疎地における急性期脳卒中診療の均てん化」
大学院医学系研究科 助教 藤井奈津美
■「AI 技術×○○」研究デザインプロジェクト(2023年度~2025年度)
・「CALM心理療法支援のための音声・自然言語処理AIの活用」
大学院医学系研究科・医学部附属病院AIシステム医学・医療研究教育センター 教授 中津井雅彦
・「頚動脈エコー情報に基づく脳循環予備能推定システムに関する研究」
大学院医学系研究科 助教 河野亜希子
成果報告では各分野の研究者から専門分野外でも分かりやすい説明が行われました。質疑応答では、参加者より多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。
本センターは、今後もAI関連研究プロジェクトを継続して実施し、本学のデータサイエンス文化醸成を拡充するとともに、本学の研究のさらなる発展に貢献して参ります。
この度報告されました皆様におかれましては、研究活動の益々のご発展をお祈り申し上げます。