NEWS

[ 第57号 ]FD研修会/データサイエンス教育ワークショップ/データサイエンス講演会

─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…

山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

第57号・2025年12月発行

─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…

教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

本年も残すところ、あとわずかとなりました。
慌ただしい時期ですが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、生成AIの急速な普及により、インターネット上で「誰が、何が本物か」を
判別することがかつてないほど困難になっています。今や、わずかな学習データ
さえあれば、誰もが自分や他人の極めて精巧なデジタルアバターを作成できる
時代です。また、私たちの代理としてネットワーク上を駆け巡る「AIエージェント」
の存在も、現実味を帯びてきました。

こうした背景から、現在世界的に注目されているのが
「人間であることの証明(Proof of Personhood)」という概念です。
古くからあるCAPTCHA(画像認証)から、マウスの動きによる行動分析、
さらにはスタートアップ「Tools for Humanity」*1 が進める、生体認証を
応用した「World ID」まで、様々なプロジェクトが動き出しています。

未来のインターネットにおいて、こうした「人間性の検証」は
不可避のインフラとなるでしょう。どの技術がデファクトスタンダード
(事実上の標準)となるのか、あるいは主要プラットフォームに統合されるのか。
その転換点は、すぐそこまで来ているのかもしれません。

*1 Tools for Humanity
https://www.toolsforhumanity.com/ja-jp

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和7年度情報・データ科学教育センター主催FD研修会の
ご報告と録画公開のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

12月1日(月)、情報・データ科学教育センター主催のFD研修会をオンラインにて
開催しました。本学では中期目標として「専門課程へのデータサイエンス教育の導入」
を掲げ、全学的な教育推進を図っております。今回の研修会は、学生による授業
評価アンケートの分析から明らかになった「科目間での理解度や満足度のばらつき」
という課題に向き合い、授業品質の全体的な底上げを目指して企画されました。

当日は、山口センター長による開会挨拶と背景説明に続き、宇田専任教員から詳細
な授業評価データの分析結果を報告いたしました。その後、「グッドプラクティス」
の共有として、非常に高い評価を得ている村井礼准教授と相田紗織准教授のお二方
に、具体的かつ効果的な指導ノウハウをご講演いただきました。終盤には北本
副センター長より、今後のFD実践を支える仕組みや制度についても紹介され、
教職員間で広く知見を分かち合う貴重な機会となりました。

本研修会の内容は、現在Moodleにて録画を公開しております。当日ご参加
いただけなかった方はもちろん、今後の授業改善のヒントとして、ぜひ多くの
皆様にご視聴いただけますと幸いです。

▼ 研修会録画(Moodle)はこちら ▼ ※山口大学教職員のみ視聴可
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=80253

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
データサイエンス教育ワークショップ参加報告
工学部知能情報工学科1年 勝山 昴 さん・潟永 朔弥 さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

12月13日(土)、山口大学吉田キャンパスにて開催された「大学リーグやまぐち
主催データサイエンス教育ワークショップ」に参加し、私たちのチームが
最優秀賞をいただくことができました。県内の大学・高専から5チームが集まる中、
初めての開催となるこのワークショップで成果を残せたことを大変嬉しく思います。

今回の課題テーマは、地元・山口県で親しまれている「レノファ山口の勝因分析」
でした。勝利要因の「仮定・検証・特定」のサイクルを、膨大なデータを解析しな
がら進めるプロセスは、想像以上に難易度が高いものでした。試行錯誤の中、理論
が磨かれていく感覚と、「もっとより良くできた」という悔しさが同時に存在してい
ましたが、振り返ってみると、その両立自体がサイクルを回していた証だったのかも
しれません。

特に印象的だったのは、他大学の学生たちとの交流です。同じ課題に対しても、
チームごとに着眼点やアプローチが異なり、勝因の設定や仮定した勝因が実際に
勝利に影響を及ぼしているかどうかの評価の仕方などにチームの個性が表れており、
興味深かったです。質疑応答では、勝因の設定の背景やデータと結論の関係が論理的で
あるかどうかなどお互いの発表内容に深く踏みこんだ質問が多く非常に刺激的でした。
また、より良い案を提案していたチームもあり、新たな視点を得ることができました。
議論に熱中するあまり、時間はあっという間に過ぎ、データサイエンスの奥深さと
楽しさを改めて実感する機会となりました。

実課題に取り組む厳しさと、それを乗り越えて提案が認められた喜びは、
私たちにとって大きな自信となりました。今回の経験で得た分析の視点や、
時間的な制約の中で成果を出す集中力は、今後の大学生活や研究においても
大きな財産になると確信しています。

来年もぜひ参加し、さらに進化した分析に挑戦したいです。

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和7年度データサイエンス講演会「IT業界を目指す学生の皆さんへ」の
ご報告と録画公開のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

12月18日(木)、共通教育棟1番教室にて、株式会社働楽ホールディングス
代表取締役社長の西島富久氏をお招きし、データサイエンス講演会を開催いた
しました。

「IT業界を目指す学生の皆さんへ」と題した本講演では、文系・理系の枠を超えて
注目を集めるIT業界の現状から、そこで働くことの具体的なイメージ、さらには
第一線で活躍するために必要な心構えやスキルに至るまで、実践的なヒントを
数多くお伝えいただきました。自分らしいキャリアをどのように築いていくべきか
という熱いメッセージは、これから社会へ羽ばたく学生の皆様にとって、将来の
ビジョンを具体化する貴重な契機となったはずです。

当日参加できなかった方や、改めて内容を振り返りたい方に向けて、現在Moodle
にて当日の講演録画を学内限定で公開しております。視聴期限は令和8年1月31日
(土)までとなっておりますので、ぜひこの機会にご視聴ください。なお、本動画
の録画や外部への持ち出しは固く禁止しておりますので、適切な環境での視聴を
お願いいたします。

▼ 講演会録画(Moodle)はこちら ▼
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=79909

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Voice -みなさまの声をカタチに-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。

数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。

=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===

▼ バックナンバーはこちら ▼
https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/category/mailmagazine/

〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/
電 話:083-933-5986(内線:5986)