メールマガジン

[ 第52号 ]株式会社サクラ/レノファ山口FCファンマーケティングプロジェクト/AI事業者ガイドライン

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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

第52号・2025年7月発行

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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

暑い日が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先日、出張でニュージーランドへ行ってきました。南半球のニュージーランドは真冬で、
理屈では分かっていても、やはり不思議な感覚です。毎回のことですが、南半球を訪れ
ると、お風呂の渦が逆巻く様子や、見慣れない星空に思わず見入ってしまいます。
これぞ理系の性でしょうか。

飛行機で赤道を越えながら、ふと「AIにも北半球と南半球で違いがあるのだろうか?」
と疑問に思い、調べてみました。すると、意外な偏りがあることが分かりました。AI、
特に機械学習モデルは大量のデータで学習しますが、世界の人口の約90%が北半球に
集中しているため、インターネット上のデータも北半球由来が圧倒的に多いそうです。
そのため、気象予測AIや農業AIなどは、北半球の気候パターンに最適化されている可能
性があるそうです。

「AIは世界中どこでも同じ」という思い込みには注意が必要です。AIが真にグローバル
な技術として機能するには、多様な視点とデータを取り入れ、地域ごとのニーズや価値
観に合わせた開発が不可欠です。北半球と南半球が連携し、それぞれの強みと課題を理
解し合うことで、より公平で恩恵の大きい未来社会が築かれることでしょう。

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データサイエンスやDXに関する取り組みのご紹介
「鉄鋼・IT・物流で社会を支える」
株式会社 サクラ
総務部 中尾 佳子 様
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当社は創業1959年、設立1981年として、本社を東京文京区に構えて、主に国内最大手製
鉄メーカー様の協力会社として「安全・信頼・安心」を基に安定感をもって着実に成長
をし続けている会社です。

主な代表3事業として「物流」、「ITソリューションズ」、「ガードレールやフェンス
などの鉄鋼品卸売・施工」を中心とした「鉄鋼」をメインに、国内最大手製鉄メーカー
様の協力会社としての事業をしています。

拠点先は、宮城県仙台市、千葉県木更市、茨城県鹿嶋市、新潟県上越市、福岡県北九州
市と他、山口県光市、大分県大分市に設置し、国内東西に渡る拠点展開とともに、国内
最大手製鉄メーカー様の各地製鉄所に設置しているのが特徴です。

現時点の従業員数は175名おりますが、各拠点先は地元採用で集まった個性豊かな優秀な
メンバーが地元での生活、仕事を充実させたいという熱い想いで、地域地場産業向上に
向けた技術力を提供しています。

なかでもIT事業部は当社の最大規模を誇る部門で、110名のIT技術者が在籍しています。
彼らはシステムエンジニアを中心に、国内最大手製鉄メーカー様のITソリューションズ
を支えています。お客様先の製鉄所や技術研究所内で、国内最先端技術に挑みながら長
期案件に取り組み、日々成長を続けながら安定稼働を実現しています。

当社では、会社説明会の他、現地社員とのカジュアル面談を予定し、実際に働く先輩社
員の声を直接聞ける場を予定しております。ご興味がありましたら、まずはホームペー
ジよりお気軽にお問い合わせください。

▼ 株式会社サクラ様のホームページはこちら ▼
http://www.sakura-com.co.jp/

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レノファ山口FCファンマーケティングプロジェクト活動
アンケート調査ご協力のお礼
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レノファ山口に関するアンケート調査にご協力いただき、誠にありがとうございました。
386名もの大学生の皆様から貴重なご意見をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
皆様からの率直なご意見は、今後のレノファ山口の活動をより良いものにしていくため
の貴重な参考にさせていただきます。

アンケート結果の一部をご紹介させていただきます。

レノファ山口についてご存じの方は85.5%を占め、多くの大学生に広く知られているこ
とが分かりました。試合を観戦したことがある方は20.7%で、複数回観戦された方も多
くいらっしゃいました。

今回の調査で特に注目した「推し」に関する結果では、興味深い傾向が見えてきました。
「現在推しがいる」と回答した方は66.3%に上り、多くの学生が何らかの「推し」を持っ
ていることが分かりました。この結果は、大学生にとって「推し活」が一般的な活動と
して定着していることを示唆しています。最推しのジャンルとしては、日本のアイドルが
17.9%で最も多く、次いでアニメ・漫画・小説のキャラクターが13.2%、YouTuber・動画
配信者が12.5%と続いています。

皆様からいただいたデータをもとに、現在さらなる詳細な分析を進めております。
分析結果が出次第、改めてご報告させていただきますので、どうぞご期待ください。

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知っちょる?「AI事業者ガイドライン 」
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「AI事業者ガイドライン 」 は、総務省と経済産業省が共同で策定している、AIの開発、
提供、利用に関わる事業者のための指針です。

このガイドラインの最大の目的は、AI技術のイノベーションの促進と、それに伴うリス
クの緩和を両立させることです。生成AIのような最新技術の急速な進展により、ハルシ
ネーションや偽情報、著作権侵害といった新たな課題が顕在化しています。
そこで、事業者自らがこれらのリスクを管理し、安全で信頼できるAI社会を築くための
方向性を示しています。

このガイドラインでは、AI活用における根本的な価値観である「人間の尊厳」、「多様
性」、「持続可能性」を基本理念に掲げ、これらを実践するための具体的な10の「共通
指針」が示されています。特に最新版の第1.1版(2025年3月28日公表)では、生成AI特
有のリスクへの対応や、リスクの大きさに応じた対策を講じる「リスクベースアプロー
チ」が強調され、実践的なAIガバナンス構築のための具体例も充実しています。

このガイドラインは、法的拘束力はありませんが、企業がAIを適切に扱う上での重要な
判断基準となります。また、AI技術の進化が速いため、国内外の議論や技術動向に合わ
せて継続的に更新されていく予定となっています。

▼ AI事業者ガイドラインはこちら ▼
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/ai_shakai_jisso/20240419_report.html

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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。

数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。

=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===

▼ バックナンバーはこちら ▼
https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/category/mailmagazine/

〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
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