[ 第48号 ] エイチ・シー・ネットワークス株式会社/「AI技術×〇〇」研究デザインプロジェクト/認定制度公募説明会/合同卒業論文発表会/レノファ活動報告第2報
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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン
第48号・2025年3月発行
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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。
令和7年3月21日(金)、本学の卒業式と大学院修了式が厳かに執り行われ、
卒業生と修了生は希望に満ちた新たな一歩を踏み出しました。
卒業生の皆様、修了生の皆様、心よりお祝い申し上げます!
山口大学で培われた学びと誇りを胸に、それぞれの道を力強く、
そして鮮やかに切り拓いていかれることを心から願っています。
山口大学レポート2024*1によると、昨年度末までの卒業生・大学院学位
授与者数は126,807人。そしてこの度、学部生1,841人と大学院生474人、
計2,315人が新たに卒業を迎え、その数は13万人に迫っています。
これは、周南市の人口に匹敵するほどの大きな数字であり、
山口大学から巣立った卒業生の皆様が、社会の様々な分野で
ご活躍されていることの証です。
卒業生と修了生の皆様の未来が、希望と喜びに満ち溢れた素晴らしいもの
となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
*1 山口大学レポート2024 山口大学データ集 山口大学の気になる数字
https://www.yamaguchi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/07/yureport2024_35-36.pdf
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データサイエンスやDXに関する取り組みのご紹介
「統合ITインフラシステムで未来を共創する ~Creating the Future Together~」
エイチ・シー・ネットワークス株式会社
プロダクト技術本部 製品開発部 萩開発センタ
五戸 健大 様
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エイチ・シー・ネットワークス株式会社(略称HCNET)は、1981年に創業
した元日立系列のIT企業です。本社は東京にあり、2024年7月に「萩開発セ
ンタ」を開所し、山口県に進出してきました。弊社は、統合ITインフラシス
テムの設計、構築、保守を主な事業とし、自社でネットワーク関連のアプラ
イアンス製品「Adapterシリーズ」の開発も行っています。「SIerでありメー
カーでもある」という独自性のもと、これまでさまざまなお客さまのニーズ
に応え、社会全体を広く深く支えてきました。
弊社のビジョンは「統合ITインフラシステムで未来を共創する ~Creating
the Future Together~」を掲げており、お客さまと共に未来を創造して社会
の発展に貢献して参ります。
「Adapterシリーズ」とは?
ネットワークに接続されているコンピュータやシステムの情報資産をサイバー
攻撃などのセキュリティリスクに対策するための製品で、認証ネットワークの
効率的運用を支援します。
萩・明倫学舎内に構えた萩開発センタでは、この自社ブランドである
Adapterシリーズを開発しています。オフィスの風景や製品について動画で
紹介しておりますので、ご興味ある方はご覧ください。
最後になりますが、社会人になるまでの時間を有意義に過ごし、残りの学生
生活を思いっきり楽しんでください。
▼エイチ・シー・ネットワークス株式会社ホームページはこちら▼
https://www.hcnet.co.jp/recruit/
▼萩開発センタのオフィス風景はこちら▼
https://www.youtube.com/watch?v=5tUVZhncDsM
▼Adapterシリーズの紹介はこちら▼
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1bsaqQh6f6om34QVEdtZGd94XgBhM5dM
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2025年度「AI技術×〇〇」研究デザインプロジェクト支援経費公募のご案内
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学内のデータサイエンス文化醸成をより拡充させるため、 AI技術を様々な
分野で活用することを目的とした研究を対象に支援する「AI技術×〇〇」研究
デザインプロジェクト支援経費を公募します。
本プロジェクト支援経費においては、女性研究者を含むグループの部門を
設け、女性研究者を研究費の面においても積極的に支援することも一つの目的
としています。
申請上限額は設けませんが、総額3,000千円/年に対し、採択件数は
1.一般グループと2.ダイバーシティグループの部門あわせて3件程度とします。
また、支援期間は最大3年間とします。なお、次年度以降は大学の予算の状況
により、配分が減額される可能性があることに留意してください。
▼ 公募要領 ▼
https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/news/aiproject2025/
▼ スケジュール ▼
公募開始 令和7年4月2日(水)
提出期限 令和7年4月25日(金)正午(厳守)
ヒアリング審査 令和7年5月9日(金)~5月30日(金)
(申請多数の場合は、ヒアリングに先立ち書面審査を行う場合がある。)
経費支援結果通知 令和7年6月上旬
▼ 申請書等提出先 ▼
情報・データ科学教育センター(学生支援部教育支援課教育連携係)
メール:ga110@yamaguchi-u.ac.jp 内線:5233
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「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」公募説明会
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3月7日(金)に文部科学省主催の令和7年度の数理・データサイエンス・
AI教育プログラム認定制度の説明会が行われました。本学では令和7年度末
に、リテラシーレベルの認定期限を迎え、準備を進めているところです。要
点を紹介します。
1.スケジュール
・3月7日:申請に向けた説明会
・3月10日:公募開始
・5月12日:申請締切り
・8~9月中 : 認定・選定結果の通知・公表
2.認定された大学の推移
・リテラシーレベル:493校/1142校=43%
・応用基礎レベル:166校/1142校=15%
3.今後の運用・スケジュールの変更点について
1_ 再認定 (認定期間の更新) の別枠実施
・令和3年度に認定を受けた大学の認定有効期間は令和8年3月31日までであ
り、再認定 (認定期間の更新) が必要。
・有効期間と更新までに5ヶ月間程度のズレが生じる
・通常の審査スケジュールとは別に下半期に再認定 (認定期間の更新) を別枠で実施
・11月に公募、12月に締切、4月に認定の予定
2_ 先行認定の試行的実施
・学部・学科単位から大学等単位の教育プログラムへの拡大を加速すること
を推奨していく。早期に、かつ間断なく認定を受けられるようにするための
工夫を行う必要がある。
・通常の審査と同一年度内で先行認定を試行的に実施。再認定と同時に公募
・当該年度の上半期までにプログラム構築科目の一部が実施されており、履
修者がいる場合申請可能
・再認定と異なり、3月中の認定となるため、 有効期間は当該年度の初日 (4
月1日) からとする
3_プラス選定の運用について
・初回認定の有効期限である5年を一区切りと考え、リテラシーレベルは令
和7年度認定まで。応用基礎レベルは令和8年度認定までプラス選定の申請を
受け付ける
▼ 「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」のリンクはこちら▼
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/00001.htm
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令和6年度情報・データ科学系合同卒業論文発表会を開催しました
(令和7年3月6日,大学会館2階会議室)
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本発表会は,情報・データ科学系の学科・コースの学生・教員が交流し,刺
激しあうことで教育効果を高めることを目的として,平成29年度から毎年開
催しています。8回目となる今回は令和7年3月1日,大学会館2階会議室にお
いて開催されました。
教育学部,理学部,工学部から14件の発表申込があり,ポスター発表形式で
実施しました。ポスター発表は,発表者が研究開発の成果や現在取り組んで
いることなどを1枚のポスターにまとめ,参加者に対面でその内容を伝える
発表形式です。ポスターの内容だけではなく,その内容について議論できる
点がポスター発表の魅力です。
当日は50人近くの学生,教職員が詰めかけ,活発な意見交換がなされました。
また本発表会では参加者の投票数に基づき,発表会で優秀な発表を行った
学生を表彰しました。
【最優秀発表賞】
・理学部物理・情報科学科 情報科学コース 江上 旺 さん
「DiffuseTraceにおけるVAEの改良と性能評価」
【優秀発表賞】
・工学部知能情報工学科 八鍬 海 さん
「聴覚支援ウェアラブルデバイスの開発を目的とした音源の到来方向推定と分離に関する検討」
・工学部知能情報工学科 廣重 将輝 さん
「拡張2次元メッシュNoCに対する通信チャネルに着目した耐故障ルーティング手法」
・工学部知能情報工学科 西川 拓利 さん
「甲状腺組織画像における複数の異常検知モデルの構成とその性能評価に関する研究」
発表者の皆さま,および聴講者の皆さま,ありがとうございました。
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レノファ山口ファンマーケティングプロジェクト年度末活動報告
工学部1年 貴舩 千紘 さん
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3月21日に2024年度レノファ山口 ファンマーケティングプロジェクト年度末
報告会を行い、半年間試行錯誤を重ねて作成したアンケートの予備調査の
結果を報告しました。
このプロジェクトに参加して初めて、データサイエンスを学びました。
仮説を立て、その仮説を立証するための質問を作成する過程において最も頭
を悩ませました。どのような内容にするのかということだけではなく、質問
数と聞きたいことの兼ね合いや、より効果的な回答方法など、試行錯誤を重
ねる日々でした。しかし、毎回のミーティングで先生方から的確な助言をい
ただいたおかげで、毎回改善することができ、最終的に完成したアンケート
は満足のいく出来になりました。
この半年間、多くの学びと気づきを得ることができ、とても充実した活動が
できたと思います。これからアンケートを本格的に実施し、分析をします。
予備調査の結果に手応えを感じ、本格調査への期待に胸を膨らませていま
す。レノファ山口のさらなる発展のため、より良い提案ができるように最善
を尽くします。

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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。
このたび、教育連携係の山本さんが退職されることになりました。
山本様には事務処理はもとより、パンフレットやWebページのデザインなど
様々な業務をサポートしていただきました。本当にありがとうございました。
数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。
=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===
▼ バックナンバーはこちら ▼
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