[ 第45号 ] 学生とIT企業との交流会の報告/株式会社エイム/DXハイスクール・データサイエンス講座
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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン
第45号・2024年12月発行
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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。
一人あたり平均8.6枚 *1。
これは2025年用年賀状の予測枚数だそうです。
年賀状は2003年の一人あたり34.9枚をピークに毎年減少しています。
年賀状減少の背景には
・電子メールやSNSの普及によるコミュニケーション手段の多様化
・郵便料金の値上げによる経済的な負担
・高齢者を中心に広がる「年賀状じまい」
といった要因が挙げられます。また近年では、若い世代を中心に、
そもそも年賀状を送る習慣がない人も増えています。
しかし、年賀状は単なる挨拶だけでなく、人と人とのつながりを深める
大切な手段です。年賀状じまいが話題になる今だからこそ、その価値を
見つめ直し、自分にとっての年賀状の意味を考えてみませんか。
*1 YAHOO!ニュース:
2025年用の当初発行枚数は10億7000万枚…年賀はがきの発行枚数などの実情
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f1cd557754c4acad73f4f8d55afc4019f3f58734
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「学生とIT企業との交流会」第2回(吉田キャンパス開催)のご報告
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山口大学は、山口県との連携事業の一環として、毎年「学生とIT企業との
交流会」を開催しています。本交流会は、IT業界で活躍する企業の方々に、
自身の経験や企業の取り組みについて講演していただき、学生が将来のキャリ
アを考える上で貴重な機会を提供することを目的としています。
11月20日に吉田キャンパスで開催した一回目に続き、12月11日に常盤キャ
ンパスで二回目を開催しました。企業紹介の後、参加学生を交えて、パネル
ディスカッションを行いました。今回は工学部の学生が多かったこともあり、
生成AIの企業内での活用事例や、DX推進に向けた取り組みなど、最新の
ITトレンドに関する話題が注目を集めました。また、企業の人事担当者や
現役社員の方々から、学生の皆さんに対して、具体的なキャリアアドバイスや
企業が求める人物像などが示されました。
参加学生からは、「企業のリアルな話が聞けて良かった」「就職活動のモチ
ベーションになった」といった声が聞かれ、本交流会が学生たちのキャリア
形成に大きく貢献できたと考えています。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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データサイエンスやDXに関する取り組みのご紹介
「デジタル安全マップの利便性」
株式会社エイム
武田 侑樹 様
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山口県宇部市にある株式会社エイムでは、山口県内はもちろん、全国の自治
体、製造、流通など様々な事業体のお客様へ向けた、ITシステム、アプリケ
ーション開発・構築を行っています。GIS(地理情報システム)分野の事業
も行っており、顧客データや統計データなどの情報資産を地図へ表現し、情
報の可視化、分析により、情報資産の価値を高める取り組みを行っています。
エイムが現在取り組んでいる事業に、『あんぜんマップ』があります。今ま
では紙媒体の掲載スペースで制限されてきましたが、クラウド環境を構築
し、学校安全に係る情報の見える化と共有を図りました。また、誰でも使え
る防災・危険個所ツールとして構築してきました。
今までは、山口県内の小中学校の安全対策の向上として構築してきましたが、
今後は全国の小中学校の安全対策の向上としてサービスを展開していく計画です。
▼ 株式会社エイム様のホームページはこちら▼
https://www.aim-it.jp/
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山口県立宇部工業高等学校1年生を対象に
DXハイスクールの事業の一環としてデータサイエンス講座を実施しました
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文部科学省の高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の一環として、山口
県立宇部工業高等学校の1年生を対象としたデータサイエンス講座を8月から
12月にかけて実施しました。
本講座では、データサイエンスの基礎知識の習得とデータ分析の体験を目指し
ました。8月に実施されたデータサイエンス入門に続き、12月4日には宇田
准教授が、血糖値制御という身近な健康問題にデータサイエンスを応用する
研究を紹介しました。生徒たちは、データ分析が医療分野にも深く関わっている
ことを学び、熱心に耳を傾けていました。
そして、12月23日には木下准教授の指導の下、生徒たちはプログラミング言語
Pythonを用いて人口データを可視化し、データ分析の初歩を体験しました。
この実習を通して、生徒たちはデータから新たな発見をする喜びや、データ分析
の楽しさを実感しました。
本講座を通じて、生徒たちは高校生の頃からデータサイエンスに触れる機会を
得ることができ、将来、様々な分野で活躍できる人材へと成長することが期待
されます。今後も、地域社会の活性化に貢献するため、高大連携を強化し、
人材育成に努めてまいります。
▼ 山口県立宇部工業高等学校のホームページはこちら ▼
https://www.ube-t.ysn21.jp/
▼ 高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)のホームページはこちら ▼
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shinkou/shinko/1366335_00009.htm
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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。
数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。
=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===
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