[ 第44号 ] 学生とIT企業との交流会の報告と案内/株式会社フォリウム/レノファ活動報告第1報
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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン
第44号・2024年11月発行
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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。
ノートPCやスマートフォンにおけるAIの利活用が進展しています。
Apple社は開発者向け会議WWDCで生成AIを実行するデモを行い、Microsoft社
もWindows 11以降の機種にAI機能を組み込むことを提案しています。これに
より、一般ユーザーが生成AIを利用しやすくなります。
この進展を支えるのが、生成AI向けプロセッサという特別なハードウェアです。
生成AI向けプロセッサは、CPU(中央処理装置)、GPU(グラフィックス処理装置)、
NPU(ニューラル処理装置)を統合したもので、AIを活用したアプリケーションを
効率的に動作させるために設計されています。この統合により、性能が向上し、
エネルギー効率も改善されるのが大きな特徴です。
特にNPUの性能が重要であり、インテル社はNPUの性能を3倍以上に引き上げる
新しいプロセッサを発表する予定です。
また、日本の企業も生成AI向けプロセッサの開発を開始しており、生成AI
特有の処理に最適化することで、既存のプロセッサに比べて最大10倍の高速
処理を実現する見込みです*1。
この処理速度の向上は、より複雑なタスクをリアルタイムで実行できることを意味します。
私たちの生活が大きく変わる技術の進展から目が離せませんね。
*1 Preferred Networks社:
生成AI向けプロセッサーMN-Core L1000の開発を開始
https://www.preferred.jp/ja/news/pr20241115/
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「学生とIT企業との交流会」
第1回(吉田キャンパス開催)のご報告と第2回(常盤キャンパス開催)のご案内
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山口大学は山口県との連携事業として、毎年「学生とIT企業との交流会」を開催して
います。この交流会は、IT企業の方にお越しいただき、企業の紹介をはじめ、
企業の魅力、企業が求める人材などについて、パネルディスカッション等を通じて
学生が知る場を提供しています。本年度は吉田キャンパスと常盤キャンパスで、
それぞれ1回、計2回開催します。
第1回は11月20日(水)14:30~16:30に吉田キャンパス 山口大学総合
図書館(吉田)アカデミックフォレストで開催しました。企業紹介の後、
参加学生を交えてパネルディスカッションを行いました。
交流会における質問と回答の一部をご紹介します。
・IT企業の将来ってどうなるのでしょうか?
→「どうなるかでなく、どうしたいのかが重要」
・プログラミングは何を勉強すればいいのか?
→「課題解決が企業の重要な点であり、手段にこだわらない。」、
「わたしも次々登場する技術に興味をもって勉強しています。」
そのほか、このメールマガジンでは、お伝えしきれない、たくさんのアドバイスや
励ましのメッセージがありました。参加者は皆満足されている様子でした。
キャリアデザインに有効な情報を手に入れる良い機会ですので、文系・理系、
学部、学年を問わず興味のある方はお気軽にご参加ください!
■学生とIT企業との交流会
【第2回】
日 時:令和6年12月11日(水)14:30~16:30
会 場:常盤キャンパス 山口大学工学部図書館 アカデミックフォレスト
※吉田地区-宇部地区間で送迎を用意しますのでご利用ください。
【参加申込】
以下Moodleより、コース登録の後、参加申し込みフォームよりお申し込みください。
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=73327
申し込み時に吉田地区-宇部地区間で送迎を確認しますので、送迎を希望され
る方は、12月6日までに申込をお願いします。
【問い合わせ先】
山口大学情報・データ科学教育センター
E-mail: ga110@yamaguchi-u.ac.jp(教育支援課教育連携係)
TEL: 083-933-5032
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「データ科学と社会II」のご紹介
「マーケティングデータの活用事例について」
株式会社フォリウム
HR本部(人事部門)本部長 アスガロフ・フセイン 様
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株式会社フォリウムは、東京に本社を置き、青森県八戸市と山口県山口市に拠点を
置く企業です。マーケティングリサーチ運用やECサイト運営などのBPO(※)事業、
ローコードによるシステム開発事業を通じて、顧客の事業拡張を支援しています。
※BPO:ビジネスプロセスアウトソーシングの略。自社の業務を専門企業に外部
委託すること
フォリウムは2018年から毎年、山口大学で出張講義を行っており、今年も7月18日に
HR本部(人事部門)本部長のアスガロフ・フセインが人文学部の「データ科学と社会II」
のカリキュラムにおいて外部講師として登壇しました。この講義には約200名の
学生が参加しました。
講義では、「マーケティングデータの活用事例について」というテーマで、身近な
商品やサービスを用いて、データの活用事例や主な調査手法、時代の変化に伴う
マーケティングデータの変遷などについて説明しました。
学生からは「ビッグデータなど膨大なデータをどのように活用しているのですか」、
「マーケティングリサーチにおけるAIなどの活用など、今後の展望はどのような
ものでしょうか」などの質問があり、学生たちが最新の技術に対して高い関心を
持っていることが感じられました。
また、AIやビッグデータなどの最新技術の活用のみならず、仮説の設定やデータの
解釈といった、人間にしかできない役割の重要性も伝え、こうしたスキルを高める
ことが今後の課題であると説明しました。
株式会社フォリウムでは、地元で活躍したい学生たちを応援し、学校での説明会や
個別での会社見学のご案内も随時実施しています。ご興味がありましたら、
まずはホームページよりお気軽にお問い合わせください。
▼ 株式会社フォリウム様のリンクはこちら ▼
https://www.folium.co.jp/
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レノファ山口ファンマーケティングプロジェクト活動報告 第1報
工学部機械工学科 1年 森 将太 さん
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11月10日にレノファ山口ファンマーケティングプロジェクトの一環として、
レノファ山口のホーム戦、対横浜FCをプロジェクトメンバーとともに観戦しました。
今回、試合観戦に招待してくださったレノファ山口様、本当にありがとうございました。
私は今までスタジアムでのサッカー観戦をしたことがなく、少し緊張しながら会場に
向かいました。しかし、スタジアムに足を踏み入れた瞬間、ファンの皆さんの熱気に
包まれ、試合前からワクワクが止まりませんでした。
試合が始まると、選手たちが全力でピッチを駆け抜ける姿や、観客の皆さんと共に
応援する一体感を感じ、心から楽しむことができました。チャンスが訪れ会場中が
歓声に包まれる瞬間は、まさに圧巻で、テレビでは味わえない臨場感を体験する
ことができました。
生でのスタジアム観戦を終えて、プロジェクトチームとしても新たな収穫がたくさん
見つかりました。今回の収穫をプロジェクトメンバーで共有し、レノファ山口の
更なる発展のためファンマーケティングプロジェクトに取り組んでいきたいです。
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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。
数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。
=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===
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〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
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