[ 第63号 ]データは「理系」だけのもの?/AI関連研究プロジェクト成果報告会
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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン
第63号・2026年6月発行
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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。
「数字の羅列」を「物語」に変えるデータ視覚化
膨大なアンケート結果や実験データ。単なる数字の羅列を眺めているだけで
は、そこに隠された法則や傾向を見つけ出すことは困難です。しかし、適切
なグラフやインタラクティブな図表に変換した瞬間、データは私たちに雄弁
に語り始めます。
情報をいかに美しく、かつ正確に直感的に伝えるか。データの視覚化(ビジ
ュアライゼーション)の技術は、データサイエンスにおいて高度な統計分析
と同じくらい重要な要素です。皆さんが普段ニュースや論文で目にするわか
りやすいグラフの裏側には、人間の認知の仕組みと、緻密なプログラミング
技術が組み合わさっているのです。
私たちが何気なく目にしている情報の裏側にどんな「データ」と「知恵」が
詰まっているのか、この機会に少しだけ想いを馳せてみませんか。
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データは「理系」だけのもの、と思っていませんか?
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「データサイエンス」という言葉を聞くと、複雑な数式やプログラミングを連
想して、自分には関係ないと感じる方もいるかもしれません。しかし今、デー
タは文学や歴史学、経済、そしてアートの世界に至るまで、あらゆる分野で新
しい発見のツールとして使われています。
例えば、山口県が誇る詩人・中原中也の遺した言葉をテキストマイニングで解
析したり、幕末の長州藩士たちの書簡データをネットワーク分析して知られざ
る人間関係を解き明かしたりするような人文・社会科学の研究もその一つです。
そして、ビジネスや社会課題の解決においてデータ活用が不可欠となる中、本
学でも非常に象徴的な動きがあります。昨年度より経済学部が、文部科学省の
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(MDASH)応用基礎レベル」の
認定を取得しているのです。数式やシステムの構築を専門としない文系の学生
であっても、データを「読み書きそろばん」のように当たり前に使いこなし、
社会で武器にしていく。これは、本学が推進する文理融合の学びを体現する素
晴らしいモデルケースと言えます。
データを正しく読み解き、活用する力は、もはや一部の専門家だけのものでは
ありません。文系・理系の垣根を越えて、データは私たちの視点と可能性を大
きく広げてくれるのです。
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令和8年度AI関連研究プロジェクト成果報告会報告
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令和8年6月10日(水)、11日(木)に、情報・データ科学教育センター主催の
「令和8年度AI関連研究プロジェクト成果報告会」をオンラインで開催しました。
本センターでは、これまで、「データサイエンス文化醸成のためのAI技術研究
交流促進プロジェクト」(2019年度~2021年度)、「AI研究デザインプロジェクト
スタート支援」(2020年度~2022年度)、「AI研究デザインプロジェクト支援経費」
(2021年度~2023年度)等を通じ、AI技術の活用が見込まれる分野の研究者と、
AI技術そのものの研究を行う研究者による共同研究を推進してきました。
2023年度からは、こうした取り組みをさらに発展させるべく、「AI技術×〇〇」を
テーマに、様々な分野でのAI活用を支援する研究デザインプロジェクトを開始して
います。
今回の報告会は、これらのプロジェクトにおける共同研究の過程や成果、得られた
知見を学内で広く共有し、データサイエンス文化のさらなる醸成を図ることを目的に
開催したものです。
報告会では、以下の8つのプロジェクトについて発表が行われました。(敬称略)
・「川崎病個別化医療システムを用いた乳幼児突然死予防への挑戦」
大学院医学系研究科 講師 岡田 清吾
・「AIを活用した統合型ポジティブ行動支援システムの開発・試行実践」
教育学部 教授 鷹岡 亮
・「「AI技術×肝内血管の超音波ドプラ画像」による新規肝線維化指標の開発」
大学院医学系研究科 講師 末永 弘美
・「衛星データから海洋内部波を推定するAI解析アルゴリズムの開発」
大学研究推進機構 教授 大澤 高浩
・「呼吸器疾患におけるフレイル予測システムの開発」
大学院医学系研究科 教授 松永 和人
・「CALM心理療法支援のための音声・自然言語処理AIの活用」
大学院医学系研究科 教授 中津井 雅彦
・「経験情報の記銘システム解明:リップル発火と情報エントロピーの動的変化」
大学院医学系研究科 教授 美津島 大
・「機械学習を用いた統計的因果推論のマーケティングへの適用」
大学院技術経営研究科 教授 石野 洋子
報告会には、学生や教職員合わせて30名以上の方にご参加いただきました。
参加者の皆さんは、各研究発表に熱心に耳を傾け、発表後には活発な質疑応答と
討論が繰り広げられました。自身の知見を深め、新たな視点を得るための有意義
な時間となったことと思います。
当日、ご出席できなかった方のために、録画ビデオをMoodleを通じて
学内限定で公開しています。ぜひご覧ください。
▼ AI関連研究プロジェクト成果報告会(2026年度)録画ビデオ ▼
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=85420
接続後、「私を登録する」を押してください。
※閲覧期間:2026年7月31日(金)まで
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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。
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ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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