メールマガジン

[ 第50号 ]レノファ山口FCファンマーケティングプロジェクト/AI関連研究プロジェクト成果報告会/拠点コンソーシアム第1回中国ブロックシンポジウム

─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…

山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

第50号・2025年5月発行

─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─…

教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

本籍が皇居!?

新入生の皆さんも山口での新生活に慣れてきた頃でしょうか。
4月の引っ越しシーズンには、手続きの多さに驚いた人も少なくないかもし
れません。新しい住所を覚えるのに苦労し、スマホ片手に書類と格闘した人
もいたのではないでしょうか。

さて、皆さんは「本籍」というものをご存じですか?
本籍とは、皆さんの氏名や生年月日といった基本情報や、婚姻などの出来事
を記録する戸籍が登録されている場所のことです。現住所とは違い、日本国
内であればどこにでも自由に置くことができ、必要に応じて変更(転籍)も
可能です。また、一つの場所に複数の人の本籍が置かれることも珍しくあり
ません。

先日、「千代田区に本籍を置く人が住民の3倍以上になっていて、役所が手続
きの多さに困っている」というニュースがありました。千代田区には皇居や
東京駅など、誰もが知る有名スポットがたくさんあります。2024年3月に施
行された改正戸籍法によって、皇居など人気のある場所に本籍を移す人が増
えているそうです。大阪城や東京ディズニーランド、さらには尖閣諸島に本
籍を置いている人もいるそうです。

政府統計の総合窓口(e-Stat)*1 によると、2023年度の山口地方法務局にお
ける本籍人口は1,609,837人に対し、住民基本台帳に基づく人口は1,290,794
人となっています。この数字を見ると、本籍地は山口県のままで、現在は県
外で生活しているという人も少なくないことがわかります。

この機会に、ご自身の本籍について調べてみてはいかがでしょうか?
もしかしたら意外な場所に本籍があるかもしれませんよ。

*1 政府統計の総合窓口(e-Stat)
戸籍統計 法務局及び地方法務局管内別 本籍,人口及び世帯数
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003324927

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
レノファ山口FCファンマーケティングプロジェクト活動報告
工学部2年 貴舩 千紘 さん
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

私たちレノファ山口FCファンマーケティングプロジェクトは、山口大学生の
ニーズや価値観に合わせたレノファ山口の集客向上を目指しています。

当プロジェクトをより良いものにするために、私たちは今回、山口大学生を
対象に推しを中心とした興味関心のあること、休日の過ごし方、そしてレノ
ファ山口の認知度に関するアンケート調査を実施します。このアンケートで
は主に、山口大学生がどのようなジャンルに興味があり、どのようなところ
に惹かれるのか、レノファ山口に対してどれほど興味、関心を持っている
か、さらに趣味や休日に何をしているかについての質問をします。

レノファ山口が好きな方だけでなく、レノファ山口について深く知らない、
試合を見に行ったことがない方の回答も大変有意義なものとなります。

このアンケート調査の実施を通して、レノファ山口のさらなる発展に少しで
も貢献するとともに、私自身も新たな挑戦と成長の機会になればと考えてお
ります。

学生の皆様:
アンケートへご回答ください。回答フォームは修学支援システムのメッセー
ジをご覧ください。
※アンケート実施期間:令和7年6月9日(月)~令和7年6月30日(月)

教職員の皆様:
授業やゼミの時間に学生さんへアンケートの回答を呼び掛けていただければ
幸いです。ご協力をお願いいたします。

▼ 問い合わせ窓口はこちら ▼
山口大学学生支援部教育支援課教育連携係
TEL : 083-933-5032
E-mail : ga110@yamaguchi-u.ac.jp

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
令和7年度AI関連研究プロジェクト成果報告会のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

AI技術を様々な分野で活用することを目的とした研究の成果を発表する
「AI関連研究プロジェクト成果報告会」を開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。

1.日 時:(1)令和7年6月9日(月)9:30 ~10:40
      (2)令和7年6月12日(木)16:00 ~17:10
2.方 式:オンライン(Google Meet)
3.概 要:AI関連研究プロジェクトの成果報告
4.聴講者:山口大学の学生及び教職員
5.主 催:情報・データ科学教育センター

◆ スケジュール
(1)令和7年6月9日(月)9:30   開会挨拶(5分)
  9:35   発表(15分)・質疑応答(5分)
       「川崎病個別化医療システムを用いた乳幼児突然死予防への挑戦」
        大学院医学系研究科 講師 岡田清吾
  9:55   発表(15分)・質疑応答(5分)
       「経験情報の記銘システム解明:リップル発火と情報エントロピーの動的変化」
        大学院医学系研究科 教授 美津島大
  10:15  発表(15分)・質疑応答(5分)
       「機械学習を用いた統計的因果推論のマーケティングへの適用」
        大学院技術経営研究科 教授 石野洋子
  10:35  閉会挨拶(5分)
  10:40  閉会

(2)令和7年6月12日(木)
  16:00  開会挨拶(5分)
  16:05  発表(15分)・質疑応答(5分)
       「CALM心理療法支援のための音声・自然言語処理AIの活用」
        大学院医学系研究科 教授 中津井雅彦
  16:25  発表(15分)・質疑応答(5分)
       「電子聴診器を用いたAI診断・循環器病スクリーニングシステムの開発」
        医学部附属病院 助教 小室あゆみ
  16:45  発表(15分)・質疑応答(5分)
       「頚動脈エコー情報に基づく脳循環予備能推定システムに関する研究」
        大学院医学系研究科 助教 河野亜希子
  17:05  閉会挨拶(5分)
  17:10   閉会

【参加申し込み】
以下のMoodleコースより、申し込みをお願いします。
https://mdcs5.cc.yamaguchi-u.ac.jp/moodle/course/view.php?id=78867

接続後、「私を登録する」を押してください。
コースに入ったら、「参加申し込み」から質問に回答してください。
質問に回答した時点で、参加申し込みが完了します。
※「私を登録する」を押しただけでは参加申し込みは完了しませんのでご注
意ください。

********************
お問い合わせ先
山口大学学生支援部教育支援課教育連携係
TEL: 083-933-5032
FAX: 083-933-5225
E-mail: ga110@yamaguchi-u.ac.jp
********************

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
拠点コンソーシアム第1回中国ブロックシンポジウムで
本学のデータサイエンス教育の取り組みを紹介しました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

2025年5月23日、数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム
の第1回中国ブロックシンポジウムが開催され、本学の数理・データサイエ
ンス・AI教育の取り組みについて、センター長の山口が紹介しました。その
内容をご紹介します。

まず、文部科学省が推進する数理・データサイエンス・AI認定制度におけ
る、山口大学の認定状況を紹介しました。本学は、この国の重要な教育方針
に沿って、データサイエンス教育を積極的に推進しています。

次に、データサイエンスの基礎となるリテラシーレベル教育における、2つ
の特徴的な取り組みを紹介しました。

一つ目は山口大学独自の取り組みです。2026年度の認定更新に向けて、「デ
ータ科学と社会Ⅰ・Ⅱ」の授業構成と教材を全面的に刷新しています。授業
内容の標準化を進め、モデルカリキュラムとの対応を明確にすることで、学
生の皆さんの学習効果を高めます。さらに、生成AIなどの最新技術を学べる
教材も開発し、今年度の授業からいち早く活用を開始しています。

二つ目は、大学リーグやまぐちと連携した取り組みです。山口県内の高等教
育機関が自由に利用できる、山口県らしさを取り入れた教材を開発しまし
た。この教材は、2024年4月から大学リーグやまぐちのウェブサイトで公開
されており、地域全体のデータサイエンス教育の向上に貢献しています。地
域に根ざした教育で、データサイエンスの裾野を広げています。

そして、応用基礎レベル教育における取り組みとして、今年度新設した「デ
ータサイエンス応用基礎Ⅰ・Ⅱ」を紹介しました。この授業は、文系学生を
主な対象としています。これまでの理系学生向けの教材や教授法をベースに
しつつ、数学やプログラミングの難易度を調整しました。数学やプログラミ
ングを「学問としての知識」ではなく、「データサイエンスを活用するため
の道具」として学ぶことを重視することで、より幅広い分野の学生がデータ
サイエンスを習得できるカリキュラムを構築しています。

これからも数理・データサイエンス・AI教育のさらなる充実に努めてまいり
ます。

▼大学リーグやまぐちデータサイエンス教育ワーキンググループ
共通教材カタログサイト▼
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/dscatalog/

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Voice -みなさまの声をカタチに-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながら
サービスを高めていきたいと考えております。

数理・データサイエンス・AIに関連するご意見やご要望などが
ございましたら、下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。

=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===

▼ バックナンバーはこちら ▼
https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/category/mailmagazine/

〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/
電 話:083-933-5986(内線:5986)