山口大学 情報・データ科学教育センター

メールマガジン第4号 デジテック for YAMAGUCHI・株式会社エイム・データサイエンスの歴史(後半)

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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

                    第4号・2021年7月発行

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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

夏空がまぶしい季節となりました。
東京オリンピックのメダルラッシュに興奮と感動の毎日が続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、ダイバーシティ推進室が主催の「AI × 研究データマッチングイベント
ーAIと研究データの出会いをDAIラボ(Diversity×AI)でー」にブース出展しました。
・AIを使った共同研究がしたい。
・データを持っているので、AI研究者・技術者を紹介して欲しい
・研究している内容をどうAIに活用したらいい?
などのご相談を受けました。ありがとうございました。

情報・データ科学センターでは、ひきつづき数理・データサイエンス・
AIと研究のマッチングを支援してまいります!

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データサイエンスやっちょるよ!
【会員募集中!】DX推進官民連携フォーラム「デジテック for YAMAGUCHI」
「デジテック for YAMAGUCHI」運営事務局様
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山口県のデジタル化の推進に向け発足した、官民連携の会員制組織「デジテック for
YAMAGUCHI」のご案内です。

デジタル技術を活用して何か取り組みたい、技術を身につけたい、コミュニティを広げた
い、関心があるといった方々を幅広く募集します。
個人・団体、県内外問いません。

すでに、県内外から「山口県を応援したい」、「デジタル技術を活用したい」、「AIの
知識を身につけたい」という思いを持つ多くの方々に会員になっていただいています。
共に考え、共に挑戦し、本県が抱える課題の解決や、新たな価値の創造に取り組んでみま
せんか。

また、「デジテック for YAMAGUCHI」の会員の方限定に、AIを活用した地域課題解決や
新たな価値を創造できる次世代人材を育成するAI人材育成プログラム『やまぐちAI
Quest』を実施しています。

プログラミング初心者から経験者まで、AI/データ分析技術をレベルに応じて効果的に
学べるオンライン講座を無料提供しています。
更に、チームでリアルなAI活用課題に挑戦するPBL(課題解決型学習)形式のハンズ
オン勉強会を開催します。

貴方もAIエキスパートを目指してみませんか!

【お申し込み】
「デジテック for YAMAGUCHI」ホームページから登録
https://digitech-ymg.org
事務局からの日常的な情報発信「運営事務局note」も好評発信中!ぜひご覧ください
https://note.com/digitech_ymg/

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「データ科学と社会I」のビデオ教材のご紹介
『IoT・衛星によるデータを用いたスマート漁業』
株式会社エイム様
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山口県宇部市にある株式会社エイムでは、山口県内はもちろん、
全国の自治体、製造、流通など様々な事業体のお客様へ向けた、
ITシステム、アプリケーション開発・構築を行っています。

GIS(地理情報システム)分野の事業も行っており、顧客データや統計データなどの
情報資産を地図へ表現し、情報の可視化、分析により、情報資産の価値を高める
取り組みを行っています。

エイムが現在取り組んでいる事業に、『漁業操業支援サービス実証事業』があります。
エイムでは、衛星データやIoT、AI技術を活用することで、漁業者に負担をかけず、
低コスト機器による漁業操業に関する情報の収集を行うビジネスモデルを構築しました。

収集した操業データを基に、地域課題である漁業技術継承のサポートや水産資源の
ブランド化を実現するサービスの提供を目的としています。
事業の中では、衛星データを利用して漁場の自動判定を行ったり、IoT機器を利用して
日々の操業ノウハウをデジタルデータとして蓄積するなどをしており、漁業操業データの活用に
取り組んでいます。
今後は、収集したデータを利活用できる操業支援スマートフォン/タブレットアプリの開発を
行い、サービスを事業展開していく計画です。

▼ エイムホームページはこちら▼
http://www.aim-yamaguchi.co.jp/index.html

▼ ビデオ教材『IoT・衛星によるデータを用いたスマート漁業』はこちら▼
https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~kdev/gakunai/po-login/dsv/ds2/gakugai/wed/3_4/eng5/DS_AIM_w.mp4


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知っちょる?「データサイエンスの歴史」(後半)
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前回に続いてデータサイエンスの歴史を辿ります。データサイエンスのルーツは
1970年代に見つけることができますが、当時は技術が未熟だっため、広く認知される
には至りませんでした。転換点は2012年に訪れました。そのきっかけの一つは前回
紹介した米国の経営学誌にデータサイエンティストの記事が掲載されたことです。

もう一つは同年、コンピューターによる画像認識の精度を競う国際競技会
「ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge(ILSVRC) 2012」において
カナダ・トロント大学のGeoffrey Everest Hinton(ジェフリー ヒントン)教授が率いる
チームがディープラーニングを採用して目覚ましい成果を上げたことです。
ディープラーニングは生物の脳のネットワーク構造を模倣したAI手法であり、
大量のデータからそのデータの特徴を機械的に発見する技術です。これにより
ディープラーニングの技術に注目が集まり、現在まで続くAIブームの始まりとなりました。
また、2017年に米国の経済紙「The Economics」は「The world's most valuable
resource is no longer oil, but data(世界で最も価値のある資源はもはや石油ではない、
データである)」と題する記事を掲載して話題になりました。

▼ ImageNet Large Scale Visual Recognition Challenge (ILSVRC) はこちら▼
https://www.image-net.org/challenges/LSVRC/

▼ The Economics
 「The world's most valuable resource is no longer oil, but data」はこちら▼
https://www.economist.com/leaders/2017/05/06/the-worlds-most-valuable-resource-is-no-longer-oil-but-data


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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながらサービ
スを高めていきたいと考えております。数理・データサイエンス・AIに関連
するご意見やご要望などがございましたら、下記の連絡先までメールか電話で
ご連絡ください。ご協力をよろしくお願いいたします。


=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===


〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/
電 話:083-933-5986(内線:5986)