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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン
第2号・2021年5月発行
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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。
例年より随分と早い梅雨入りの便りが聞こえてきました。
ジメジメとした天気が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか
コロナ禍の梅雨時、家にこもることも多くなります。
この機会に、データサイエンスの勉強を始めてみませんか?
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データサイエンスやっちょるよ!
~社会人と山口大学の学生を対象とした「データサイエンス講座」
山口県商工労働部新産業振興課 秋重 岳志 様
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このコーナーでは、データサイエンスの山口県内の取り組みを
ご紹介していきます。
今月は、山口県商工労働部新産業振興課の秋重様から、
データサイエンスに関係する取り組みをご紹介します。
「山口県のデータサイエンスに関係する取り組み」
山口県では、AI、IoT、ビッグデータの進展に伴い、
県内企業の活動においてもそれらの先端的技術の利用が求められる
内外のデータを迅速かつ高度に分析・解析することで、マーケティ
生産性の向上をはじめ、研究開発の推進につなげるため山口大学と
データサイエンスを活用するための取り組みを行っています。
■社会人と山口大学の学生を対象とした「データサイエンス講座」
・リテラシー講座の開催
・マスター講座の開催
・ケーススタディ(山口大学と企業の共同研究)の実施
報道資料:「山口大学と連携した「データサイエンス講座」の受講
https://www.pref.yamaguchi.lg.
(令和3年度分の募集はおかげさまで終了しました)
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「データ科学と社会II」のビデオ教材のご紹介
梶岡秀吉氏(梶岡牧場)
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山口県美祢市にある梶岡牧場は、創業50年を迎える肉用牛を専門
300頭近い黒毛和牛の繁殖や肥育を行っています。
この牧場では、牛の繁殖や体調の管理のためにFarmnote(
という牛群管理システムを導入しています。
このシステムは、加速度センサーを搭載した機器を牛に取り付けて
各個体の行動をデータ化してクラウドへの蓄積を行い、
AIによって各個体の状態を分析・予測し、牧場スタッフにレポー
全国各地の牧場でFarmnoteの導入が進みつつあります。
従来は牛の状態の見回りと管理業務に膨大な労力を要していました
このシステムの導入によって大幅な労力削減と精緻な管理が実現し
取材で何度か梶岡牧場を訪問させていただき、代表の梶岡秀吉様に
ましたが、印象的だったのは「人が牛と真摯に向き合わなければつ
とがある」という言葉です。
最先端の技術を積極的に導入しながらも、システムまかせではなく
それぞれの牛に細やかに気を配っておられるところから、
牧場経営に対する情熱が伝わってきました。
▼梶岡牧場『FIRE HILL』はこちら▼
https://www.firehill.com/
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知っちょる?「Society 5.0」
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Society 5.0は、内閣府の第5期科学技術基本計画において、我が国が目
き未来社会の姿として提唱されたものです。
・狩猟社会(Society 1.0)
・農耕社会(Society 2.0)
・工業社会(Society 3.0)
・情報社会(Society 4.0)
に続く、新たな社会を目指すもので、「超スマート社会」と呼ばれ
Society 4.0では、人間が自らデータにアクセスして活用を行ってきまし
しかし人間が処理できるデータの量や種類、速度には限界があり、
溢れているデータを十分に活用できているとは言えませんでした。
Society 5.0では、フィジカル空間の膨大なデータをIoTセンサーによ
介さずサイバー空間へ自動送信します。そしてサイバー空間内でA
理を行い、ロボットや自動走行車といった装置を通して人間へフィ
するのが特徴です。これにより、経済発展と社会課題の解決を両立
主体たる人々に豊かさをもたらそうとするものです。
▼内閣府の科学技術政策「Society 5.0」はこちら▼
https://www8.cao.go.jp/cstp/so
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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めな
スを高めていきたいと考えております。数理・データサイエンス・
するご意見やご要望などがございましたら、下記の連絡先までメー
ご連絡ください。ご協力をよろしくお願いいたします。
=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===
〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-
電 話:083-933-5986(内線:5986)