山口大学 情報・データ科学教育センター

メールマガジン第6号 教科書「データサイエンス技術」・有限会社デジタル・マイスター・第6期科学技術基本計画

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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

                    第6号・2021年9月発行

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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

少しずつ秋の訪れを感じる頃となりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。

夏休みが終わり、学生の元気な声が戻ってきました。
本格的な授業がはじまり、学内に活気が出てきてうれしく思います

このたび、山口大学データサイエンスライブラリの第一弾として
学術図書出版社から教科書「データサイエンス技術」が出版されました。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

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教科書「データサイエンス技術」を出版しました
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共通教育の「データ科学と社会」につづいて、
専門教育へデータサイエンス教育の導入を進めています。
理学部・工学部・農学部・連合獣医学部では、
令和3年度以降の入学生を対象としたカリキュラムに
新しい科目「データサイエンス技術」(専門課程・必修・2単位)
が組み込まれました。

この科目では
・統計数理基礎
・統計的推測・統計的検定
・データ分析と可視化
・クラスタリング
・機械学習
・主成分分析と因子分析

という、データサイエンスの基礎技術を幅広く学びます。
データサイエンスの教科書はたくさんありますが、
上記の項目を網羅的に取り扱う教科書はありませんでした。

一方、工学部知能情報工学科では、令和2年度から
「データサイエンス技術」と同じ内容の授業が先行して
実施されてきました。

このたび、当該授業を担当されている相田紗織助教の
ご協力により、講義内容や資料がまとめられ、
学術図書出版社から教科書として出版される運びとなりました。

この教科書が本学のデータサイエンス教育のバイブルとなるものと
期待しています。

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「データ科学と社会II」のビデオ教材のご紹介

「生体信号から『ストレスレベル』を計測する仕組み」
有限会社 デジタル・マイスター
亀川 誠 様
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有限会社デジタル・マイスター(本社:山口市小郡大江町)は、
山口県内を拠点とするシステム開発会社です。
主にe-Learningやヘルスケア分野のシステム開発を
おこなっています。

今回の「データ科学と社会?」では、理学部の全学科の
1年生を対象に、「生体信号から『ストレスレベル』を計測する仕組み」
と題して、弊社製品「DM-StressChecker」(以下DMSC)の概要と
技術的な仕組みについて講義させていただきました。

DMSCは、ストレスの有無を数値化するアプリです。
AndroidとiOSに対応しており、専用の計測デバイスを使って
心電図を1分間読み取ることで、アプリ上に結果
(ストレス指標の数値)が表示されます。

講義の中では、心電図の波形とはどのようなものか、
DMSCがどのような仕組みで心電図の波形を解析して
ストレス指標の数値化をしているか、DMSCの特徴や優位性は
どこにあるのか、などを説明させていただきました。

将来的には、ご家庭で体温計や血圧計を利用して
体調管理するのと同じように、DMSCを利用して手軽に
メンタルヘルスの管理ができるようになることを目指しています。

▼デジタル・マイスターのホームページはこちら▼
http://www.d-meister.co.jp/

▼DM-StressCheckerの製品紹介ページはこちら▼
https://www.d-meister.biz/dmsc_info/

▼ ビデオ教材はこちら▼
https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~kdev/po-login/mmz/6/R3_Digital_Meister.mp4



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知っちょる?「第6期科学技術・イノベーション基本計画」
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2021年3月26日、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」
が閣議決定されました。

この計画では、我が国が目指すべき Society 5.0 の
未来社会像を、「持続可能性と強靱性を備え、
国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが
多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」と表現し
その実現に向けた『「総合知による社会変革」と
「知・人への投資」の好循環』という科学技術・イノベーション政策の
方向性を示しています。

このような社会を支えるのが人材と社会インフラです。
「数理・データサイエンス・AI」に関する素養を備え、
社会のあらゆる分野で活躍する人材を大量に育成することが
必要です。また、全国津々浦々まで次世代の
インフラが整備された環境において、データやAIを
活用する技術も必要です。

これらを通じて、いつでも、どこでも、誰でも、
データやAIを活用し、これまで実現できなかったような
サービスを次々と創出できることを目指しています。

▼ 第6期科学技術・イノベーション基本計画はこちら▼
https://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/index6.html


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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と
連携を進めながらサービスを高めていきたいと
考えております。

数理・データサイエンス・AIに関連
するご意見やご要望などがございましたら、
下記の連絡先までメールか電話でご連絡ください。
ご協力をよろしくお願いいたします。


=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===


〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/
電 話:083-933-5986(内線:5986)