山口大学 情報・データ科学教育センター

メールマガジン第5号 リテラシーレベル認定・有限会社FirstClass・ビッグデータ

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山口大学情報・データ科学教育センター メールマガジン

                    第5号・2021年8月発行

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教職員、学生の皆さま、こんにちは!
情報・データ科学教育センターです。

鈴虫の声が耳に涼しいこの季節、いかがお過ごしでしょうか。

皆さまにお知らせしたい嬉しいニュースがあります!

おかげさまで、本学のリテラシーレベル教育プログラム「データ科学と社会」が、
文部科学省より「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。
この認定制度は、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省が連携し、
数理・データサイエンス・AIに関する知識及び技術について体系的な
教育を行うものを文部科学大臣が認定して奨励するものです。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。


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文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」
に認定されました
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本学のリテラシーレベル教育プログラム「データ科学と社会」が、8月4日に文部科学省より
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されました。
この認定制度は今年初めて実施され、全国で78校が認定されました。認定期間は5年間です。

山口大学は、平成30年度より、全国の大学に先駆けて、1年次の全学生を対象に、
必須の教育科目として「データ科学と社会I」と「データ科学と社会II」を開講しています。
このたび認定された「データ科学と社会」は、これら二科目からなる教育プログラムです。

このプログラムの特徴は、産業界や地域、それぞれの専攻分野の先進的な取り組みを
積極的に授業内容に取り込むことで、学修意欲が高まるよう工夫していることです。
その結果、それぞれの専門課程への「橋渡し」的な役割を担っています。

 
数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル) ロゴマーク

▼リテラシーレベル教育プログラム「データ科学と社会」はこちら
https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/literacy-program.html

▼文部科学省数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)はこちら▼
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/suuri_datascience_ai/00002.htm


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「データ科学と社会II」のビデオ教材のご紹介
『データサイエンスの活用とリテラシーについて』
有限会社FirsrClass
代表取締役 明日香 健輔 様
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データサイエンスとマーケティングは親和性がいいと最近よく耳にします。
一見マーケティング思考からはかけ離れているように思われる分野であっても、
消費者と生産者という2軸を自分の関係する分野での関係軸に置き換えて
拡張してみることで新たな視点や関係性が見えてきます。

具体的には、世代や世相を意識しながら、現場において継続的な定点観測を行うだけでも、
分野や業種の如何に関わらず、新たな需要やニーズを発見できるはずです。
また個々の業務の理解やその目的を明確化し、データ解析にPDCAサイクルの流れを
創ることが求められています。そして、そのようなデータ解析業務を行うことのできる
人材の需要は今後増えていきます。

一方データサイエンスで取り扱われるデータは収集、処理、解析、利用の各段階で
常に様々なバイアスがかかるということを意識しておかねばなりません。
もはやWeb上で真偽の判断がつけられないフェイクデータ(画像や動画)は決して少なくありません。

これからのデータ社会時代に対応していくためには、リベラルアーツ的な学びの継続と
他者からの視点にたった「共感性」が個々人に増々求められていくことになります。

▼ ビデオ教材はこちら▼
https://ds0n.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~kdev/po-login/mmz/5/R3_FirstClass.mp4


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知っちょる?「ビッグデータ」
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私たちの身のまわりには、さまざまな情報やデータがあふれています。
米国調査会社IDCの白書「Data Age2025」によると世界のデータ量は、
2019年の45ゼタバイトから2025年には175ゼタバイトまで増えると予想されています。
この175ゼタという数は、全宇宙に存在する恒星の数に匹敵するといわれています。

ビッグデータとは文字通り、膨大な量のデータです。
その膨大な量はビッグデータを特徴付ける最も重要な性質ですが、
それ以外にも重要な2つの性質があります。

これら3つの性質をあわせて3Vと呼ばれています(ガートナー社のDouglas
Laney(ダグラス レイニー)が定義)。

Volume:ボリューム
一般的なソフトウェアでは扱うことが困難ほど大きい。

Velocity:速度
データの更新される頻度、変化が速い。とりわけインターネット上にあるデータは
常に変化し続けています。

Variety:多様性
従来の構造化データだけでなく、テキストや音声、ビデオ、ログファイル、
位置情報、センサー情報などの非構造化データを含みます。

ビッグデータという用語が盛んに使われるようになった背景には、
インターネット、スマートフォンなど情報通信技術の発展・普及による
多種多様なデータの蓄積があります。SNSや電子商取引サービス
POSサービスなども有用な情報源となっています。さらにIoTの進展によって、
データの生成や収集、蓄積などが容易になったこともあります。


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Voice -みなさまの声をカタチに-
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情報・データ科学教育センターでは、学内外の方々と連携を進めながらサービ
スを高めていきたいと考えております。数理・データサイエンス・AIに関連
するご意見やご要望などがございましたら、下記の連絡先までメールか電話で
ご連絡ください。ご協力をよろしくお願いいたします。

=== 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ===

〇編集・発行 山口大学情報・データ科学教育センター
メール:dsm@yamaguchi-u.ac.jp
ウェブ:https://www.dsc.yamaguchi-u.ac.jp/
電 話:083-933-5986(内線:5986)