「航空管制について知る」
この講義では航空交通が安全に秩序正しく、効率的に運航されるための航空保安業務をはじめとした航空管制の業務やシステムや課題について説明があった。航空管制システムは開発が進んでおり衛星を使ったデータリンクという形で、航空管制官とパイロットは話さずにデータのやり取りだけでコミュニケーションをとるというシステム運用が導入されるのも近いという。また日本の上空では1日5000機、年に180万機の飛行機が飛び交っており、離着陸だけでなく海外行きの飛行機も管制に組み込み処理しなければならず、限界にきているということが航空管制の課題として取り上げられていた。その課題に対し、発着ルートの変更や空域の再編、システム更新などによって年200万機に拡大しようという2025年に向けた取り組みの紹介もあった。航空交通の裏にあるさまざまな役割や発展の可能性を学ぶことができる講義であった。