「データサイエンスと社会」
この講義では、データサイエンティストに必要とされるスキルやインターネット普及に伴う世界の変化を教育現場と結び付けながら学んだ。
データサイエンティストは、現実世界から生データを収集、加工、分析し、客観的なデータモデルを作成することで、CEOなどの重要な意思決定をサポートする役割を担っている。データサイエンティストには、統計解析の知識だけでなくプログラミングやビジュアル化、レポーティングの技術等様々なスキルが求められるがこれはビジネスの現場だけでなくあらゆる職業に通じるという話があった。
またビジネスマーケティングのプロセスについても解説があった。一見経済活動とは無関係に思える教育現場においても、マーケティングは重要であり生徒のニーズを把握し、生徒から求められる教師になることがカギになってくる。
教師とは生徒の可能性を引き出すことで、まだ見えていないところの未来を作り上げていく職業である。「大切なのは多様性を理解すること、物や人を多角的な視点を持つこと」であると説明した。そしてそのような「共感力」を持った教師になってほしいというメッセージもあり、様々なエピソードから情報の大切さや未来を見据える視点の重要性を知ることができた講義であった。「多角的な視点を持つために、データサイエンスやマーケティングの視点を持て」という言葉は、これから様々な個性を持つ子供たちに接していく学生にとって心に響くものだっただろう。